カフェインレスコーヒーの作り方は大きく分けて3通り
最近はカフェインを含まないコーヒー、カフェインレスコーヒーがたくさん売られています。
コーヒが睡眠の妨げになるのを避けるために夕食後のコーヒーをカフェインレスにしたり、妊娠中や授乳中に利用したりしている人も多いでしょう。
ところでこのカフェインレスコーヒー(デカフェコーヒーとも呼ばれます)は、どうやって作っているのでしょう?
コーヒーに元々含まれているカフェインを取り除くために行われている「脱カフェイン法」には、主に3つの方法があります。
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3通りのオーソドックスな脱カフェイン法
有機溶媒抽出
コーヒーの生豆に有機溶媒を通してカフェインを抽出してしまう方法です。
有機溶媒に晒された後のコーヒー生豆からはカフェインが抜けているという原理。
現在使用されている有機溶媒は、ジクロロメタン(塩化メチレン)という物質がほとんどです。
ジクロロメタンは、人の肌につくと炎症を起こしたり、発がん性が疑われたりと、摂取に安全な物質ではありませんが、沸点が低い(39.75℃)ので、コーヒーを淹れる熱湯の温度では揮発しています。
海外では、カフェインを抜くためによく使われている方法ですが、日本ではジクロロメタンを使用したデカフェは禁止されています。
日本製のカフェインレスコーヒーは別の方法で作られたものなので、心配な時は日本製(日本でカフェインを抜いたもの)を選ぶといいでしょう。
この脱カフェイン法は、低コストであるという利点はあるものの、カフェイン以外の成分も多く除去してしまうため、コーヒーの風味が損なわれやすくなります。
水抽出
こちらは、一度コーヒー生豆を水に浸しカフェインなどの水溶性成分を抜いておいて、次にその水から有機溶媒でカフェインを除去。さらにその水から有機溶媒を取り除いてもう一度コーヒー生豆の槽に入れることで、カフェイン以外の成分をコーヒー豆に戻す方法です。
この方法だと、有機溶媒は直接コーヒー豆に接触せず、カフェイン以外の成分が残りやすいというメリットが得られます。
また、使用した有機溶媒は再使用が可能なのでコストを抑えることが出来ます。
ウォータープロセス製法
最近店頭などで見かけるカフェインレスコーヒーには「ウォータープロセス製法」で脱カフェインしていると記載されているものが目立ちます。
これは水抽出と似ていますが、ちょっと違います。
コーヒーのカフェイン以外の成分で飽和させた水にコーヒー生豆を浸すことで、カフェインだけを水に抽出させて、デカフェのコーヒー豆を作る方法です。
味や安全性を損ねず低コストでカフェインを取り除ける方法としてよく採用されている方法のようです。
分かりやすい動画がありました。
ところでカフェインレスって?
カフェインレス=カフェインカットという意味合いです。
日本にはまだカフェインをどれだけ除去したら「カフェインレス」と称していいという基準がありません。
そうは言っても、売られているものは95%以上をカットしたものが多いです。これまで見た中で最もカフェインを多く残しているもので90%カットでした。
カフェインを全く含まないものは、カフェインレスではなくノンカフェインと呼ばれます。
カフェインを含まない原材料から作られたものだとこの呼び方になります。
ルイボスティーやたんぽぽコーヒーなどは、「ノンカフェイン」です。
カフェインレスコーヒーは、Amazonでよくクーポンが出ています。
常時一種類はあるかも。
クーポン商品はその時によって違うのでカフェインレスコーヒーを買うときにはチェックしてみてください。
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