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WordPressのURL末尾のサブディレクトリ名/wpを消す方法【Xサーバー】

2016年9月1日WordPress

ワードプレスで作ったサイトのURLには、通常末尾にサブディレクトリ名が含まれます。

http://○○○.com/wp

こんな感じに

この「/wp」は、ワードプレスをインストールしたディレクトリの名前です。
普通にインストールすると大概この状態になっていると思います。

このURLを

http://○○○.com

に変える方法です。

ここでは、Xサーバーでの作業をやってみます。

作業の概要

やることはつまり、サブディレクトリにインストールしたワードプレス(http://○○○.com/wp)をルートディレクトリ表示(http://○○○.com)に変えるってことです。

こちらのページでよく分かります。
サブディレクトリにインストールしたWordPressをルートディレクトリ表示に変更(さくらインターネット編)

さくらインターネットの場合は、上のページに書いてあるとおりでOKです。分かりやすく書かれています。

他のレンタルサーバーであっても、リンク先にあることを、そのサーバーにあるツールやインターフェイスを使ってするだけなのですが、この作業は、ブログ制作のはじめの段階でやることなので、超初心者のうちにこれをやることになる方も多いだろうと思うのです。

こちらのブログではXサーバーを使っているので、Xサーバーの場合を書いておきます。

そんな事情なので、ちょっとくどいくらいに詳し目に行きます。

1.WordPressダッシュボードでの作業

最初にワードプレスにログインして、ダッシュボード左サイドバーの
設定」にマウスオーバーすると表示される「一般」をクリック。一般設定のページに進みます。

サイトアドレス (URL)」にあるURLの独自ドメイン部分に続くスラッシュ(/)より後(下記画像の例では「wp」の部分)を消します。

ひとつ上の「WordPress アドレス (URL)」は、そのままにしておいて下さい。ここは変えちゃダメ!です。

この状態↓にするわけです。

一般設定 サイトアドレス変更

変更したら、下の「変更を保存」ボタンを押して下さい。

2.FTPソフトでの作業

次に、.htaccess と index.php を編集する作業です。

FTPソフトを使って、サブディレクトリにある.htaccess と index.php をデスクトップなどにダウンロードし、それを上の階層にアップロードします。

FTPソフトはFileZillaを使う場合で説明します。

FileZillaでファイルをダウンロード(サブディレクトリ→デスクトップ)

FileZillaのダウンロード

FileZillaを初めて使う方は、こちらからダウンロードしてください。

FileZillaでサーバーに接続

FileZillaを立ち上げたら、左上「ファイル」から「サイトマネージャ」を開きます。

やろうとしているのは、FileZillaでXサーバーに接続して、編集するファイルをローカルにダウンロードすることです。接続先は、Xサーバーになります。

入力項目はホスト、ユーザ、パスワードの3箇所です。

分からない時は、サーバーを契約したときにXサーバーから送られてきた
Xserver】■重要■サーバーアカウント設定完了のお知らせ (試用期間)」というメールを見てください。すべてメールに書いてあります。

メールの■FTP情報を見て

1.ホスト(H):FTPホスト名(FTPサーバー名)
2.ユーザ(U):FTPユーザー名(FTPアカウント名)
3.パスワード(W):FTPパスワード

を、それぞれ入力してください。

FileZilla_サイトマネージャ

 

必要項目を入れたら、「文字セット」タブをクリックして、「UTF-8を強制」のラジオボタンをチェックして下さい。

チェックしたら下の「接続」をクリック

FileZilla_UTF-8を強制

サーバーの証明書が不明~」という窓が出た場合は「OK」で。

ファイルをローカルにダウンロード

リモートサイト(右側)

接続すると、リモートサイト(右側です)のファイル名に、Xサーバーにインストールしているドメイン名のディレクトリが並んでいると思います。

該当するディレクトリをクリックして開くと、更にいくつかのディレクトリがありますが、その中の「public_html」を開いてください。

またいくつかのディレクトリがあるので、その中のワードプレスをインストールしたディレクトリを開きます。

今のURL。 「http://○○○.com/wp」となっているこの問題のURLの末尾「wp」の部分の名前のついたディレクトリを開くという意味です。

開いたら、中にある

.htaccess
index.php

のふたつを選択した状態にして下さい。

FileZilla_リモートサイト_ファイル選択

ローカルサイト(左側)

左のローカルサイトにはPCのエクスプローラーと同じものが表示されているはずです。

ファイルをダウンロードする場所を選択して下さい。

ここでは、デスクトップにしました。

FileZilla_ローカルサイト_ダウンロード場所選択

今、リモートサイト側では、.htaccessとindex.phpが、ローカルサイト側ではデスクトップが選択された状態になっています。
これはサーバーのファイル「.htaccessとindex.php」をローカルの「デスクトップ」につながるようにセットしたよという意味です。

ダウンロード

リモートサイトのふたつの選択ファイルを右クリック→「ダウンロード」をクリックします。

「対象のファイルは既に存在しています」の窓が出たら、「動作」の「上書き」と、下の「常にこの動作を利用(A)」をチェックして「OK」をクリックして下さい。

「転送完了」のバルーンが出たら、デスクトップにふたつのファイルが置かれているはずです。

FileZillaでファイルをアップロード(デスクトップ→ルートディレクトリ)

今度は、サブディレクトリからダウンロードしたファイルをルートディレクトリにアップロードします。

ファイルをひとつ上の階層にコピーするのと同じことをしています。

リモートサイト(右側)

FileZillaのリモートサイトは、ルートディレクトリを指定することになりますが、これは、「public_html」になります。

FileZillaでドメイン名の下にある「public_html」を選択しておきます。

FileZilla_リモートサイト_アップロード先選択

ローカルサイト(左側)

先ほどダウンロードしたものをアップロードするので、デスクトップにある

.htaccess
index.php

のふたつを選択した状態にして下さい。

FileZilla_ローカルサイト_アップロード

アップロード

ローカルサイトのふたつのファイルを右クリックして「アップロード」して下さい。

この時「対象のファイルは既に存在しています」という窓が表示されるかもしれません。
その場合は「動作」の「上書き」を選んでから、下の「常にこの動作を利用(A)」にチェックを入れて、「OK」して下さい。

FTP_対象のファイルは既に存在しています

 

転送が完了したら、このふたつのファイルを編集します。
これが最後の作業です。

3.Xサーバー ファイルマネージャでの作業

Xサーバーのファイルマネージャにログインします。

ログインすると、「ファイル名」にXサーバーで管理しているWebサイトが並んでいるので、該当するサイトをクリックして中を見ると「public_html」があります。
public_htmlをクリックすると、そこにアップロードした.htaccessとindex.phpがあるはずです。

.htaccessの編集

.htaccess」にチェックを入れて「編集」をクリックします。

エックスサーバー WebFTP_htaccess編集へ

 

.htaccessでは、サブディレクトリ名を消します。

変更前のこれを

<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteBase /wp/
RewriteRule ^index\.php$ – [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /wp/index.php [L]
</IfModule>

変更後 こう書き換えます。

上の赤い箇所「/wp」を消すという作業です。2箇所消して下さい。

<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteRule ^index\.php$ – [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /index.php [L]
</IfModule>

書き換えたら、下の「編集」ボタンを押して下さい。

index.phpの編集

今度は index.php を書き換えます。

同じ要領で、「index.php」にチェックを入れて「編集」をクリックします。

こちらは、サブディレクトリ名を追加します。

変更前のこれに

require( dirname( __FILE__ ) . '/wp-blog-header.php’ );

「/wp」を加えて ↓

変更後 こうします。

require( dirname( __FILE__ ) . '/wp/wp-blog-header.php’ );

「/wp」としている個所にワードプレスをインストールしているディレクトリ名(URL末尾についている文字列)を入れてください。

書き換えたら、下の「編集」ボタンをクリックして、作業はすべて終了です。

アドレスバーに、ドメインを入れてみて下さい。
ワードプレスのサイトが表示され、URLから末尾のサブディレクトリは消えてるはずです。

※FTPでダウンロードしたファイルをエディタで開いて上記のように編集してからアップロードするのでもいいです。

2016年9月1日WordPressWordPress,Xserver