IDIY英語添削と英文チェッカー|クオリティの差を実例レビューします
IDIY(アイディー)は、英文を添削してくれるサービスです。
でも最近は、英文チェッカーも何種類かあり、フリーソフトでも精度はそこそこです。
フリーソフトで事足りるのであれば、有料の英文添削サービスを使う必要はありません。
ですが…
「正しい英語」といってもピンキリです。
翻訳系のサービスは評判を聞くことも少なく、IDIYの添削がどんなものか気になっている人も多いでしょう。
人の目で見て添削してくれるIDIYのサービスと、機械でチェックするソフトのクオリティはどれくらい違うのか、同じ英文を両方にチェックしてもらった結果をそのままお見せします。
Contents
実例:英文チェッカーでノーミス判定された英文をIDIYで添削してもらうとどうなるのか
実例でお見せします。
つまり、私の下手な英語をさらします。かなり恥ですが。
IDIYに添削依頼した英文の日本語訳
今回アイディーと英文チェッカーの両方で添削した英文の日本語文はこうです。
単語数を抑えるために、前後や途中の文を一部省いているので、ちょっと分かりにくいかと思いますが…
桜は、毎年春になると日本の南から開花しはじめ、開花は、日ごとに北へと進んで行きます。
これを「桜前線北上」と言います。桜が開くのは、春が近づき、最高気温が15℃以上になる日を23日から24日過ごした時です。
でも、桜は暖かさだけでは咲くことができません。
寒さも必要です。桜は、秋のうちに開花の準備を終え、冬まで眠っています。
冬の低温によって桜は目覚めるのです。
私の書いた英文
これを私はこう英訳しました。
Every spring, cherry blossoms are blooming from southern Japan.
The blooming area goes up north day by day.This phenomenon is called “Northing of Cherry Blossom Front".
Approaching spring, when a tree experiences 23 or 24 days of the highest temperature 15℃ or higher, it blooms.
However, the cherry trees cannot bloom only by being warm.
They need the cold too.They are ready for the blooming in Autumn, but they sleep until winter.
Cold weather in winter awakes them.
英文チェッカーGINGERでは修正箇所ナシ
この英文は、メジャーな英文チェッカーGINGERでは、ノーミスと判定されます。
修正箇所なし、言い換え提案ナシです。
同じく英文チェッカーGrammarlyの無料版でチェックすると
Grammarlyでは一箇所チェックが入りましたが…
「桜前線北上」を「Northing of Cherry Blossom Front」と英訳した、その「Northing」を「分かりにくいですよ」と言っています。
そりゃ分かりにくいでしょう。
これは英語にはない言葉と承知で英語を当てた言葉、造語のようのものです。
なぜそんなことをするのかって、桜前線北上という言葉が存在すること自体が、日本における桜の地位を表現しているからです。
「Northing of Cherry Blossom Front」
英語圏の人が聞いたことのない言葉であり、でも、どういう意味かは理解してもらえるであろう言葉だからこそ、日本は桜の国だといういことを想起させる効果があると考えて、あえて入れた「分かりにくい言葉」です。
人間が読むときには、ナチュラルにその意図が伝わるはずですが、機械には無理ですね。
1Checkerにも聞いてみた
もうひとつ1Checkerというソフトでもやってみましたが、これは見当違いな修正ばかりなので省略
かえっておかしくなってるよ1Checker…
IDIY学べる添削で帰ってきた英文はこうです
start ~ingを使ったほうが自然な表現になるとアドバイスが。
ふむふむ確かに…。
次。
この英文は訂正なしでしたが、他の表現も提案されています。
次。
問題の「桜前線北上」ですが…
Northing of Cherry Blossom Front はあまり聞いたことがない表現ですが、十分に伝わるでしょう。
そう!
「あまり聞いたことがないけれども伝わる表現」
そこを狙って書いたのです。
これを感じ取るのは人間でないと無理ですね。
前線が進むことをthe advancing of ~としてもいいと、ここでも違う表現も合わせて提案してくれました。
また、冠詞 the がつくことで分かりやすくなりました。
冠詞の意味というか、意義が理解できるアドバイスです。
文末のダブルクォーテーションとピリオドについてもしっかりと修正してくれています。
英語圏で通常どのように書かれるのかを知りたいわけで、こういう指導がうれしいのです。
次。
この英文が、一番悩んで書いたものでした。
最高気温が15℃以上の日が合計で(連続である必要はない)23~24日になると桜は開花すると言いたいのですが…
ややこしいですよね。。。
私の書いた
23 or 24 days of the highest temperature 15℃ or higher
を
the record high of 15℃ or higher for 23 or 24 days
に変えると…分かりやすい!
こんな単純なことで分かりやすい英文になりました。
このあたりは、英語慣れしないと妙にややこしい表現を使ってしまいがちな気がします。
間違ってはいないので、英文チェッカーでは修正されません。言い換えの提案もありませんでした。
「日中の最高気温」は the record high と書くことが多いでしょう。
「23日から24日に渡り」と書きたいので for 23 or 24 days と書くのがよりふさわしいでしょう。
このあたりがね…英文をたくさん読むと自然に出てくるはずの言い方ですが、私のは無駄にややこしくなっちゃってます。
一番気になっていた英文をキレイに校正してもらって大満足です。
次。
やったー!褒められた!
やっぱりここでも、一言加えてくれています。
Howeverは、使いどころがおかしいと恥ずかしい単語だと思うので、「良い表現」と言ってもらって安心しました。
次。
tooの前のカンマを忘れていました。
ですが、これも英文チェッカーではあぶり出されていませんでした。
次。
なぜか「ready for ~~」としていたのを、「ready to 動詞の原形でいいじゃん」と、優しい言葉で言ってくれています。
どうしてready to を使わなかったのか自分でも謎です(笑)
これも英文チェッカーではスルーでした。
次。
ここもですね。
修正箇所はなくても、他に使える単語をあげてくれました。
さて、私のダメ英語の添削結果は以上です。
英文チェッカーとの違いは、歴然。
人が見て直してくれるのと、機械がやることでは、まだまだ大きな差があります。
比べるほうが、どうかしているのかも。
この添削をしてもらうオーダーと料金
この添削は、「持ち込み英文」の「学べる添削」です。
入稿設定は以下のようにしました。
コース | 学べる添削サービス(解説付き) |
英文の種類 | 持ち込み英文 |
納品スタイル | 講師にお任せ |
英文形式 | 講師にお任せ |
「コース」は、学べる英語添削にしました。
「お手軽英語添削」と「学べる英語添削」があるのですが、お手軽英語添削は、低コストな代わりに解説がつかず、質問もできません。
対する「学べる英語添削」は、料金は高くなりますが、上のような解説がついて、こちらから講師に質問することもできます。
今回は、お試しの目的もあったので「学べる英語添削」を選びました。
学べる添削で返ってきたものから、解説を除いたものが、お手軽添削になるので、どちらの様子も分かりました。
「納品スタイル」「英文形式」は、すべて「講師にお任せ」で。
勝手が分からないので、お任せでいいかと。
講師は「英語専門家」の中から口コミ評価を見て指名しました
講師は、まず「英語専門家」と「ネイティブ」のどちらかを選択します。
英語専門家は、日本人講師がほとんどです。
プロフィールで海外在住、海外居住経験ありなどのバックグラウンドが確認できます。TOEICスコア、英検等の資格、教員免許の有無などもプロフィールには書かれています。
ネイティブ講師は、外国人です。
英文だけを入稿して、自然な英語に添削してもらいます。
ネイティブ講師に依頼した場合には、解説や質問もすべて英語になります。
「英語専門家」or「ネイティブ」を選択したら、次は講師の指名です。
講師を指名しなくてもいいのですが、指名の方法も知りたかったので、口コミ評価の高い講師を指名してみました。
口コミ評価は、「指名受付中講師一覧」から指名したい講師の「詳細」を押して「お客様の声」タブへ進むと見られます。
今回の学べる英語添削の料金
入稿した英文の単語数は、80語でした。
学べる英語添削は、1単語あたり1.5ポイント必要なので、全部で120ポイント分になります。
1ポイントの値段は、購入時のポイント数によって変わります。
1,000ポイントをまとめて買うと1ポイントあたり8.9円なので、120ポイントは1,068円。
なので、この英文添削と解説の料金は、1,068円になります。
低コストなお手軽英語添削を選んだ場合の料金
お手軽英語添削だと、1単語1.2ポイントになります。
学べる添削より20%安くなるので、854円で済みます。
お手軽添削には解説がつきませんが、上記の通り、英文チェッカーとは比較にならないレベルに添削してもらえます。
学習目的ではなく、英語で何かを書く必要ができた時などには、こちらを利用して費用を安くする方法もいいと思います。
何度も言うようですが…
上でお見せした英文(=IDIYではアチコチ修正されて返ってきた英文)は、英文チェッカーではミスの発見されなかった英文です。
状況に応じて人の目で見た添削が必要です。
新規会員登録キャンペーン
IDIYは時々新規会員登録で100ポイントもらえるキャンペーンをしています。
IDIYの公式サイトを確認してキャンペーン中に登録するのがおトクです。
あるいは…
正しい英文がすぐに必要という状況なら、アイディーではなく、アイディービジネスを利用するほうがいいです。
最短3時間で英訳してくれます。
IDIYで添削修正された英文の著作権
添削後の英文は、講師の書いたものともとれるので、IDIYに著作権について確認しました。
添削結果の著作権は、こちらに属するもので、自由に使用していいとのことでした。