【あしたのジョー全出来事21】エスメラルダ葉子とカジモド段平「ノートルダムのせむし男」
2017/06/18
「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いなどなど確認しながら振り返って行きます。
順に読んでいくとすべてのストーリーが分かるように作ります。
アニメとコミックでは、話の出てくる順序が違うことがありますが、アニメには漫画にないエピソードが含まれていることもあり、アニメに沿って進めます。
アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので、「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。
コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。
今回は、少年院の演劇鑑賞で白木葉子がエスメラルダを演じる場面です。
Contents
エピソード
段平は、今すぐジョーに直接ボクシングをコーチしたいと考え、ドヤ街の子供たちと少年院へ赴きますが、肉親でないとの理由で中に入ることさえ許されません。
そこに葉子が現れます。
なんでも今日はボランティアの劇団の慰問の日だとかで、葉子は座長のようです。
葉子の計らいで、段平たちも演劇に出演することになり、舞台の上からジョーとの再会が叶います。
演目は「ノートルダムのせむし男」
段平はせむし男カジモド役で、捕えられる場面では本当のムチでぶたれています。
一方葉子は、美しいジプシー娘のエスメラルダを演じ、収容生から大歓声を浴びるのですが(力石までデレデレ顔)、ジョーは面白くありません。
とうとう、葉子のエスメラルダはミスキャストで見ていられないと言って体育館を出てしまいます。
「ノートルダムのせむし男」について、エスメラルダの性格までもジョーは把握していたみたいです。西も。
実に教養あふれる少年院メンバーだわ。
せむし男カジモドは、捨て子ですね、そういえば。
該当箇所
コミック:2巻 P.158~210
アニメ:第11話「地獄の底で燃えろ!」~第12話「燃える太陽に叫べ」
原作とアニメの相違点
ジョーが段平に駆け寄りサチと抱き合う場面の有無
アニメでは、カジモド役が段平だと気付いたジョーが喜んで舞台に駆け寄ったことで芝居が中断されます。
葉子が出てきて「後にして下さらない?」と言うので、ジョーは怒り出し、そこへ力石がジョーを諌めに来て一触即発の雰囲気になります。
原作では、葉子が舞台にいて、打たれ役が段平だと気付いたジョーが「許せない」と言うのに気付いた力石が「なにが許せないだと?」となり、「表へ出ろ」と始まります。
どちらも、ふたりともその場では一旦矛を収めるのですが、その後芝居の途中で外へ出たジョーを力石が追って行き、ケンカの続きを始めることになります。
ジョーが段平とドヤ街の子供たちに気付いて、うれしさのあまり駆け寄る場面があるかないかの違いです。
(アニメにはあり、漫画にはない)
西の反省房への差し入れ
アニメでは、観劇よりも前に西が、反省房のジョーにこっそりおにぎりを差し入れに来ます。
反省房ってまさか食事抜きなの!?