【あしたのジョー全出来事24】ジョー クロスカウンター体得 力石は暴れ牛で特訓
2017/06/18
「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返って行きます。
順に読んでいくとすべてのあらすじが分かるように作ります。
アニメとコミックでは、話の出てくる順序が違うことがありますが、アニメには漫画にないエピソードが含まれていることもあり、アニメに沿って進めます。
アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので、「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。
コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。
今回は、クロスカウンターを習得するジョーとそれを見破り暴れ牛相手に特訓する力石の話です
Contents
エピソード
段平のクロスカウンターを受けて医務室に運ばれたジョーは、目を覚まして起き上がっていますが、一言も口を聞きません。
看病している西が困り果てる頃、ようやく口を開いたかと思うと、突然俺を殴れと言い出します。
ジョーの真意をはかりかねて困惑する西でしたが、ジョーにけしかけられてついに怒り出し殴り合いになります。
騒ぎを聞きつけた教官らが医務室に向かうと西が倒れていました。
何事かと問い詰める教官を振り切って逃げ出したジョーは、少年院の庭を走り、追ってくる収容生を振り向きざまに殴り倒すと、また走り出します。
追わせて振り向いて殴る。これを繰り返し、追手全員を倒してしまう始末でもう…
この時ジョーは、収容生らを練習台にクロスカウンターを会得したのでした。
段平は、クロスカウンターについて一言も説明していません。
だた、ジョーにストレートを打たせてカウンターで返してみせただけです。
まあ、天才と言うのでしょう。
様子を見にきた力石に気付くと、今日が試合の日だったらどんなに良かったかと思っていると語るジョー。
その頃医務室で意識を取り戻した西は、さきほど受けたジョーのパンチの凄まじさを思い返しながら、パンチを身につけるたびにジョーが不幸になるような気がするとつぶやいていました。
読者(視聴者)に悲しい出来事を明確に予感させ、この物語はどうやら単純なスポ根ものではなさそうだと察知させる言葉が出てきたのは、これが初めてです。
他方力石は、ジョーの言動と倒れた収容生の状態から段平がジョーにクロスカウンターをコーチしたと見破ってしまいました。
そこで力石は、農場の暴れ牛を柵から出し…
ここで力石と暴れ牛が一体何をどうしたのか、具体的には分かりません。
力石が拳で戦ったのは確かだろうと思いますが、牛相手にどうやって?牛が前腕でストレートを出してくるはずもなく…
とにかく、この無茶な勝負に勝ったのは力石でした。
飼育小屋に駆けつけたジョーに今度は力石が、たった今リングの上だったらどんなに楽しいかと、不敵な笑みを浮かべるのでした。
試合は明日です。
該当箇所
コミック:3巻 P.18~50
アニメ:第13話「宿命のリングに立て」
原作とアニメの相違点
収容生がジョーを追う目的が違う
原作での収容生は、医務室の窓から飛び降りたジョーを、公然と袋叩きにするチャンスだと言って追いかけ、教官らは、日頃周囲の恨みを買っているジョーがどんな報復をされるか分からないと心配するのですが、アニメでは、教官が収容生たちに、ジョーを捕まえたら三日間の特別休暇を与えると言って、手に負えないジョーを取り押さえるよう命令しています。
アニメだけにある力石の不吉なセリフ
対暴れ牛特訓後、力石がジョーに、お前を本当にぶっ殺しちまうんじゃあねえかと心配だが、ケンカじゃねえ、試合なんだからなと言っています。
これは原作にはないセリフです。