【あしたのジョー全出来事30】寮対抗ボクシング選手権開催 青山こんにゃく戦法で勝利
2017/07/21
「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いなどなど確認しながら振り返って行きます。
順に読んでいくとすべてのストーリーが分かるように作ります。
アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので、「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。
今回は、少年院の寮対抗ボクシング選手権がスタートして、力石楽勝、青山もKO勝ち、この2試合です。
Contents
エピソード
東光特等少年院では、寮対抗のボクシングトーナメントが開催されます。
所属は
- 力石徹…第一寮
- 青山守…第七寮
- 矢吹丈…第六寮
です。
まず、第一寮力石と第九寮福島洋一戦ですが…
これは相手の選手がかわいそう。
力石は、ハンデとして12オンスの重いグローブを使い、ヘッドギアもなしで参戦しているのですが、その程度のハンデでバランス取れるはずがなく…
福島は、一発も出せず16秒でKOされます。
ここは順当。
続いて青山です。
青山は、第十寮的場と対戦します。
青山は、フットワークやスウェイバックを駆使して的場のパンチをかわし、的場のパンチはまるで当りません。
すぐに的場は疲れてしまいますが、防御に徹する青山は消耗した様子もありません。
第2ラウンドに入ると青山はフットワークを止め、右にパンチが飛んでくれば左にかわし、左に来れば右にかわしと、上体をぐにゃぐにゃと曲げてこんにゃくのようにパンチをよけ続け、的場が疲労で動けなくなるのを待っているようです。
ジョーは、パンチをよけることはできても攻撃を仕掛けられないこんにゃく戦法は戦法ですらないと言い捨てますが…
やがて的場が肩で息をするようになると、青山が反撃に出ます。
そのパンチは、弱々しく、とてもダウンを奪えるようには見えません。
でも…
それだけに残酷なのです。
力石のように強いパンチなら、負ける相手は一発受けただけで済みますが、青山のように弱い打撃では、倒れるに倒れられず、結局何十発も連続で食らうことになります。
この状況を西は、なまくら刀のなぶり殺しと呼んでいます。
やられるままの的場が、ロープに倒れこむと、青山はボディに狙いすましたストレートを打ち込み、的場はマウスピースを吐き出しながらダウン。
ジョーと収容生たちは、先日の第七寮の予選で青山が何をやって沼田を血まみれにしたのかを知ったのでした。
次はジョーの出番ですが、力石や段平に、青山に勝てないだろうと言われて意地になっているジョーは、わざわざ12オンスの重いグローブで試合に臨むことに…
※1オンスは28.3495グラムです。
用意されたグローブは、6oz、8oz、10oz、12ozの4種類なので、
それぞれの重さは、こう↓なります(片方の重さです)
6oz | 170.097g |
8oz | 226.796g |
10oz | 283.495g |
12oz | 340.194g |
該当箇所
コミック:4巻 P.20~82
アニメ:第18話「悲しきリングロープ」
コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。
原作とアニメの相違点
漫画では西の試合が入る
アニメでは、青山の試合の次がジョーの試合ですが、原作ではこの間に何試合かが挟まれます。
西の試合も。
会心のアッパーが決まり、西は勝ちましたが、12オンスのグローブが足かせになり、ずいぶん苦戦します。
12オンスは自分ほどの大男でも応える重さだとジョーにアドバイスしますが、ジョーは力石と同じ条件で戦うといって聞き入れず、一番重いグローブをつけてリングへ出て行ってしまいます。
アニメとコミックでは、話の出てくる順序が違うことがありますが、アニメには漫画にないエピソードが含まれていることもあり、アニメに沿って進めています。