【あしたのジョー全出来事237】箱根のサナトリウムでカーロスと面会
2018/01/14
「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。
アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。
Contents
エピソード
カーロスが箱根のサナトリウムで療養していると聞いたジョーは、お見舞いに出かけます。
カーロスは、車椅子に乗っていますが、やっぱりジョーのことは分かるみたいです。
ジョーは、ほとんど何も話しません。
並んでリンゴを齧るだけです。
ただ胸のうちで「燃え残るものがあるならホセ戦でお前の分まで燃える」と約束します。
カーロスに燃え残るものがないとは、とても思えません。
そして今の状態のジョーが、カーロスの分まで、自身の100%を超えて燃えればどんな結果になるのかは、大体想像がつきます。
該当箇所
コミック:該当エピソードなし
アニメ2:第40話「燃えろジョー…標的が近い」
コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。
原作とアニメの相違点
アニメだけのエピソードです。
原作では、カーロスがハリマオ戦の後どこで生活していたのか不明です。
この後のジョーとホセの試合を見に来ているので、日本にいるのは間違いなく、だとすれば白木ジムにいるか、葉子の自宅で寝起きしているかのどちらかでしょう。
ロバートは?
葉子なら、必ずロバートに連絡しているはずです。
ロバートが他のボクサーについて海外に行っていたとしても、白木ジムならロバートの居場所を探してコンタクトを取れるだろうと思います。
迎えに飛んでこないからと言って、必ずしもロバートがカーロスを捨てたとも言い切れませんが…
いずれにしろ、今のカーロスは、誰かが昼も夜も付きっ切りで診ていないと、どこかへ行ってしまうかもしれない状態で、預かって面倒をみきれる人は限られています。
葉子に任せるのか一番いいのかもしれません。
また、カーロスとロバートの関係は、アニメと原作で違います。
アニメ1では、ベネズエラのスラムで出会った幼なじみという設定です。(第70話「気になるあいつ」)
アニメ2でも、カーロスがロバートを、「親友であり兄であり父でもある」と言う場面があり、(第10話「クリスマスイブ…その贈り物は」)アニメのカーロスとロバートは、子供の頃からの親友という間柄です。
原作には、ロバートが、ケンカに明け暮れていた少年時代のカーロスを知っている風な台詞はあるものの、
ベネズエラノ貧民街デヤクザアイテニ
ケンカヲヤッテイタ
チンピラニ戻ッテシマッタ…KCコミックあしたのジョー(14)P34 (c)高森朝雄・ちばてつや2012
(後楽園球場での試合中の台詞)
ふたりの間に強い友情があるととれる言葉はなく、単なるビジネスパートナーという関係だったように見えます。