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ザ・テラー S2不名誉第10話最終回あらすじ-後ろ向きなハッピーエンド

2019年10月18日

歴史上の実話をもとに創作されるアンソロジーシリーズ「ザ・テラー

シーズン1は19世紀のイギリスが北極圏へ派遣した探検隊が全員行方不明になったフランクリン遭難事件を扱ったものでした。

シーズン1についてはこちらに

シーズン2は、第二次世界大戦中のアメリカで暮らす日系人の物語で、S1とS2はつながっていません。

この記事は、ザ・テラーシーズン2~インファミー「不名誉」~最終話のあらすじなどを書いたものです。

前回(9話)終了時点での登場人物相関図

前回終了時点での登場人物相関図はこうでした。

点線囲みは死んだ人、赤線は血縁です。

 

ザテラーシーズン2登場人物相関図第9話

各登場人物の詳細はこちらに

全話終了しての登場人物相関図はこちらに

ザ・テラーS2不名誉第10話「来世へ」あらすじネタバレ無版

前回第9話はこちらに

ルースの産んだ子をさらったゆうこは、途中で出会った親切な家族を利用して子供を自分の隠れ家へ運びます。

ゆうこの執念には対抗する術がないと考えるチェスターは、自分がゆうことジロウの元へ行くからその子を返してくれと持ち掛けました。

でもその時ヘンリーが現れ、チェスターの父親としてゆうこに猟銃を向けます。

一方、家に帰ったルースはアサコの持っていたゆうこの写真を見ています。

アメリカへ渡る前の写真で、和服のゆうこは幸せそうです。

 

ザ・テラーS2不名誉第9話「この身を犠牲に」あらすじネタバレ版

ネタバレ箇所を読みたい人は、タップで開いてください。

 

ネタバレを読む

1945年8月6日

ヤマトさんは不思議な夢を見ます。

広島に引っ越していた旧友と天国で会う夢です。

友人は「今来たばかりだ」と言い、家族全員、ひ孫までがそこにいます。

小さな少女の顔にはひどいやけどの跡が。

目覚めると外はお祭り騒ぎでアメリカ人たちが浮かれています。

1945年8月6日の朝のことでした。

また無関係な人を殺すゆうこ

ルースにとり憑いたゆうこが生まれた子供を抱いてフラフラ歩いていると、親切な一家が車に同乗するよう声を掛けてくれました。

車に乗っていたのは夫婦と娘のエスペランザ。

ゆうこは、アグアヨの家に着くとエスペランザに乗り移り、両親を殺してルースの子を隠れ家へ連れて行きました。

なぜ殺す必要が???

ゆうこの勝負ポートレイト

ゆうこから自由になったルースは、アサコの荷物の中にゆうこの写真があるのを見つけました。

白い着物のゆうこは幸せそうに見えます。

ゆうこは、ヒデオの写真花嫁。

ヒデオに送るために撮った写真でした。

当時のゆうこは、姉のアサコから「ヒデオさんはとてもいい人だ」と聞かされています。

でもさ…

この時もうお腹にはタイゾウジロウがいて、父親は死んでるんだよね。。。

その状態で嫁に行こうとしてるのに手放しで希望に燃えられても困るというか…ヒデオが気の毒だわ。

墓堀りゆうこ発見

チェスターは森でゆうこを見つけました。

ルースの子を抱いて、きれいな長方形に掘られた穴を見下ろしています。

墓穴のようで、そこから例の日本家屋へ行けるのでしょう、たぶん。

チェスターはゆうこに子供の頃の写真を見せ、これでタイゾウにまた会えるからその子を離せと説得します。

ルースの祖母の呪術を使えば写真に撮られた時間と場所へ行ってその人に会うことが出来ます。

写っている人が死んでいる場合だけですが…

この申し出はゆうこの心を動かしたようでしたが、チェスターが「父さんに写真を預けたから」と言うと態度が変わります。

「タイゾウの父は死んだ」それがゆうこの言い分でした。

だからその父親をゆうこに会わせてやったらいいと思うんだが…

そこへヘンリーが現れ、「わしが父親でチェスターは息子だ」と宣言。

腕に経文を書いた布を巻き付けています。

魔除けの経文

あの世界ではこの布がお札で悪霊を遠ざけるってことらしいです。

「ふだ」の意味は…まあいいや「布製のお札」ってことで。

どこから持って運んできたのかヘンリーは、たらい一杯の布(お札)を持って来ています。

銃弾の効く幽霊

ヘンリーは猟銃でゆうこを撃ちました。

どうやら霊でも撃たれると痛いらしいです。ゆうこは呻いています。

倒れたゆうこの顔に経文を書くヘンリー。

それは無意味なはず…

この前は焼いたのが良くなかった」と言っています。その自信の根拠は?

形勢逆転

しかしヘンリーの油断をついて、ゆうこがヘンリーの腕のお札をむしり取りました。

経文の書かれた頬の皮膚もはぎ取ると、俄然ゆうこ優勢に

ヘンリーに「逃げろ!」と促され、チェスターは子供を抱いて走り出します。

その時ヘンリーにゆうこが憑き、チェスターに銃を放ちました。

脚を撃たれたチェスターは倒れ、立ち上がることが出来ません。

続いてヘンリーはゆうこに操られるまま銃を持ち換え、自分自身を撃ちました。

墓穴へダイブするゆうこ

ルースの子を拾い上げたゆうこは、四角い穴へ後ろ向きに飛び込みます。

ちょうど川へ飛び込んで死んだときのように。

この飛び込みスタイルが気に入っているのですね。

激情姉妹

ルースとアサコが森へやって来ました。

ヘンリーにはもう息がありません。

慟哭するアサコ…

どうしたのでしょう。ゆうこが墓穴から這い上がって来ます。

穴の中にお札がたくさんあって入れなかったとかそんな苦情を言いたてています。

芝居ががったダイブでキメたつもりがお札まみれになって逆戻りとは気の毒に。

アサコは、「殺すなら私を殺しなさい」と、そこそこごもっともなことを言いながらナイフでゆうこをメッタ刺し!

殺されようとしているのか殺そうとしているのか。

どんなに刺してもゆうこは痛がるだけでいなくなるわけではありません、もう分かっています。

「彼女を消すことはできない」

チェスターは、自分が死んでゆうこと暮らすという解決法にますます傾いているふうですが、ルースが画期的なアイディアを提案しました。

ルースの手には、幸せそうなゆうこの写真が。

なるほど!

あんたは本当にいい嫁だ。

ゆうこを幸福な頃へ

ルースの案は、花嫁写真を使ってゆうこをその日へ行かせてやることでした。

アメリカは希望の国で、タイゾウもジロウもお腹の中にいた頃。

その後の辛い運命を知らない日へ戻れるなら…

ゆうこは説得を受け入れ、チェスターの差し出すお茶を飲みました。

この状況でまじない用のお茶やカップを持って来ているルースはタダ者じゃないわ。

しかも見よう見まねでばあちゃんの呪術使えてるし。

完璧な世界

ゆうこは写真の頃へ、日本の家へ帰りました。

元の美しい顔になり、桜の下を歩いています。

ここで永遠に?

後ろ向きなハッピーエンド。新しいな。

そしてジロウはあのおかしな家に置き去りか。

その後


戦争は終わり、チェスターはリトルトーキョーで写真館を開業しました。

記念写真のルースは、双子らしい女の子を抱いています。

ふたりが施設から引き取った子供たちです。

お盆の夜、チェスターと一緒にロスの川へ灯篭を流す息子の名はヘンリーです。

最終話が終わって登場人物相関図はこうなりました

点線囲みは死んだ人。赤線は血縁です。

 

ザテラーシーズン2インファミー不名誉第10話最終回登場人物相関図

 

テラ2最終話の感想

ヤマトさんが死んじゃったと思ってびっくりしたじゃん。

戦中の在米日系人の物語「二つの祖国」

山崎豊子原作の「二つの祖国」をテレビ東京でドラマ化した作品がアマゾンプライムビデオに入っています。

開戦間際から強制収容、東京裁判までが描かれています。

主要な登場人物の中には偶然にも8月6日の朝に広島にいた人も。

正直なところ「二つの祖国」はテラ2とは比べ物にならないほどいいです。

強制収容所、Yes/Noテストなどについても、「二つの祖国」の方がよく分かります。

テラ2を見た人に一番におすすめしたいドラマはもちろんシーズン1のザ・テラーですが、日系人に関心を持った人は「二つの祖国」を見てください。

前後編でどちらも2時間弱、合わせて4時間弱のドラマです。