本ページにはプロモーションが含まれています

Mr.メルセデス シーズン2全話ダイジェストあらすじ

2019年12月27日

ドラマMr.メルセデスのシーズン2では、未認可の薬剤が植物状態のブレイディに投与されます。

入院中のブレイディは覚醒するのか、今もブレイディから目を離せずにいるホッジスは何を感じているのか、ブレイディに刺されたルーはその苦しみをどう解決するのか…

の物語です。

シーズン2第1話から最終話をダイジェストでネタバレします。

 

各登場人物はあの後どうなったのか

Mr.メルセデスの登場人物詳細はこちらに

ブレイディ・ハーツフィールド

ホリーに頭を殴られて意識を失ったまま植物人間として修道女会病院に入院中。

ビル・ホッジス

ブレイディを追いながら心筋梗塞で倒れたホッジスは、手術を受けて無事退院。

探偵事務所ファインダーズ・キーパーズを開業している。

修道女会病院でリハビリを受けた帰りにブレイディの病室に寄る習慣をやめられない。

ホリー

ビル・ホッジス探偵事務所ファインダーズ・キーパーズで働いている。

ネットを駆使した情報収集能力にたけ、意外に役に立ってはいるものの、ビジネスライクに仕事を進めるスタンスがホッジスと折り合わないことも…

ジェローム

進学したハーバードでもうまくやっていると装ってはいるが、現実は、同級生の態度に垣間見える人種差別に悩み、成績も奮わない。

ピート

警察時代のホッジスの相棒ピートは、ホッジスの隣人アリーの庭の東屋を修理している最中に心臓発作を起こして急死する。

ピートの葬儀でホッジスは離婚した妻ダナと再会。以来、親しさを取り戻す。

 

ミスターメルセデスS2ダイジェスト

ミスターメルセデスシーズン2登場人物相関図

ブレイディに投与される未認可薬剤

ブレイディの担当医フェリックス・バビノーは、妻コーラからの強い要請を断り切れませんでした。

製薬会社で新薬の開発をしているコーラは、中国の薬剤と自社の薬の合剤なら、大きな副作用なく植物状態にあるヒトの脳を再生させることができると信じ、ブレイディはその被験者にうってつけだと言い続けていたのです。

ひとりブレイディの病室へ入り点滴に未認可薬を注入するバビノーは、最悪でもモンスターが一人死ぬだけだと思っていたでしょう。

でも…

 

第1話詳細はこちらに

 

この下あたりから第2話以降の話になります。

読む人はタップで開いてください。

 

ネタバレを読む

ブレイディの新たな力

バビノーの薬は、ブレイディの意識を目覚めさせます。

身体はベッドから動けませんが、心は自宅の要塞、あの地下室へ。

意識が戻っただけではありません。

この時ブレイディは不思議な力を宿していました。

まるでウィルスのように他人の頭に侵入し、人を操る力です。

ブレイディの送る念をまったく感じない者もいますが、すぐにブレイディの指示どおりに動く者も。

最初にブレイディが企んだのは、病院へやって来たホッジスを殺すことでした。

看護師のセイディにメスを持たせ、ホッジスに斬りつけようとしたものの邪魔が入って失敗。

腹を立てたブレイディは、セイディを屋上へ連れ出し飛び降りさせて殺します。

警察は原因不明の自殺と片づけますが、ホッジスには、セイディの背後にブレイディがいたように感じられてなりません。

他の人には受け入れようのない仮説です。

アイダもホリーも、そんなホッジスをおかしいと言い、カウンセリングを勧めています。

 

血文字のメッセージ

次にブレイディは、病院の雑役夫アルを操縦し、病室で睾丸を握りつぶそうとした検事補トニー・モンテスへの復讐に乗り出します。

アルは何も分からないままモンテスの家に侵入すると飼い犬を殺し、モンテスがブレイディに放った言葉を書き残して去りました。

誰にも聞かれていなかったはずの言葉が現場に残されているのを見たモンテスは、ブレイディが超自然的な力で犬を殺したと考えざるを得ず、ホッジスと協力関係になります。

 

意思の疎通

ブレイディに意識があることを分かっているのは、ホッジスとモンテスだけではありません。

薬の投与を知っているバビノーもブレイディを観察し、脳波や心電図の意味ありげな変化に注目しています。

視線によるタイピングが可能なキーボードを装着されたブレイディにバビノーが問いかけると、モニターに現れた文字列は「FUCK OFF」(失せろ)

薬は植物化した脳を覚醒させ、被験者の命に別状はない

これがバビノーの得た人体実験の結果でした。

 

ブレイディの2度目の失敗とアルの死

心の中のPCを通じて動き回るブレイディでしたが、どうしてもホッジスを仕留めることが出来ません。

自宅へ忍び込ませたアルは、ホッジスを殴りつけただけで逆に銃で撃たれて死んでしまいます。

 

消えた殺人鬼

イメージの中で続けていたトレーニングの効果なのでしょう。

とうとうブレイディはベッドから離れ、病院を抜け出すとバビノーの自宅へ向かいました。

あまりのことに愕然とするバビノーとコーラから、薬の投与を続けなければ死ぬと聞かされたブレイディは、ふたりに、自分を警察に突き出すよう要求します。

ブレイディは、この研究成果がどれほどの価値を持つものかよく承知していて、同時に治療によって人格が変わったと信じさせることが出来れば、死刑は免れると計算しているのです。

 

ブレイディは変わったのかを争う裁判

植物状態と思われていたメルセデスキラーの失踪と出頭、そして今は別人格だとの主張に社会は騒然。

裁判は、被告席に座る男がかつてメルセデス事件を起こしたのと同じ人格なのか別人なのかが焦点になる、とても奇妙なものです。

証人として立ったのはルー・リンクレイター

数日前、ブレイディと面会しています。

「君を刺した自分が理解できない」と話すブレイディの言葉をルーが信じたのかどうか…

ルーにはいつもの歯切れの良さがなく、どこかぼんやりとして心ここにあらずの状態に見えます。

証言台のルーは、ブレイディをどう思っていて何を話すのでしょう。

 

この先はネタバレ中のネタバレ。

 

ネタバレを読む

証言台を降りてブレイディの横を通りかかったルーは「あんたを絶対に許さない」と言ったと思うと、ポケットに忍ばせていた銃でブレイディを撃って殺します。

撃ち抜かれた右目から血を流しながらブレイディはかすかに笑っています。

ブレイディの究極の望みは、マスターピースを完成させて伝説の存在になり、永遠の命を得ることでした。

 

 

ホッジスが庭でリクガメのフレッドを描いています。

やって来たアイスクリームカーに駆け寄る子供たちの歓声が聞こえてくると同時に、どこからかホッジスの庭にテニスボールが入ってきました。

ホッジスは、筆に黒い絵の具を取り、キャンバスの太陽にブレイディのスマイルフェイスを描き込みました。

 

これでミスターメルセデスのシーズン2は終わりです。

 

原作と全然違うシーズン2

ドラマ「Mr.メルセデス」は、キングのホッジス三部作を原作にした作品で、シーズン1は原作の一作目「ミスターメルセデス」のドラマ化、シーズン2は三作目の「任務の終わり」が使われ、シーズン3で原作二作目の「ファインダーズ・キーパーズ」がフィーチャーされる…と聞いていました。

聞いていたというか、実際S2は、「任務の終わり」をアレンジした話なのですが、ストーリーは大きく違います。

正直なところ原作の方がドラマよりもいいです。

 

シーズン3のあらすじはこちらに