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ミスター・メルセデス シーズン1第6話「悲しみに濡れて」あらすじ感想など

2019年4月29日

ミスター・メルセデス」は、スティーブン・キング原作ミステリー小説のドラマ化作品です。

ドラマ「ミスター・メルセデス」シーズン1各話のあらすじ感想などをまとめていきます。

今回は第6話「悲しみに濡れて」です。第5話はこちらに

前回までの登場人物相関図

第5話終了時点での相関図はこうでした。

タップで拡大してください。

ミスターメルセデス第5話登場人物相関図

6話終了時点の相関図は下の方にあります

各登場人物についてはこちらに

ミスター・メルセデス第6話「悲しみに濡れて」のあらすじネタバレなし版

出勤前のブレイディが爆弾らしきものを運転席の下に隠し、一旦屋内に戻ってからもう一度庭へ出ると、その車が消えていました。

デボラが、車でどこかへ出かけたのでした。

行き先が分からず、電話もつながりません。

でも今日は本部との面接があり、母を探しに行くことが出来ません。

仕方なくバスで出勤したブレイディは、面接に遅刻してしまいます。

ホッジスジェイニーの母エリザベスが危篤と知らせを受けて病院へ向かいます。

待合室に集まる親戚の一家に家族らしい雰囲気はなく、ホッジスも歓迎されません。

ただ、オリヴィアのいとこにあたるホリーと車でサンドウィッチを買いに行く途中で、生前のオリヴィアについていくつか聞くことが出来ました。

病院へ戻るホッジスとブレイディの車がすれ違いました。

ホッジスを尾行したブレイディは、病院の駐車場でジェイニーと固くハグするホッジスをじっと見ています。

↑ホッジスが毎朝聴いているメインテーマ曲「It’s not too late」 試聴できます

ミスター・メルセデス第6話「悲しみに濡れて」のあらすじネタバレ版

この↓下で、6話の終わりまでネタバレしています。

ネタバレを読みたい人はタップしてください。

ネタバレを読む

謎の車上荒らしの被害者

メルセデス事件の頃、車に侵入はするけれども何かを盗むわけではなく、ラジオ局を変えたり駐車位置を1ブロック動かしたりするだけという不可解な車上荒らしが連続して発生しました。

ホッジスは、今も警察に籍を置くマーロに調べてもらった車上荒らしのファイルから、そうした犯行の最初の通報者ケネス・ブロックの話を聞きに行きますが、収穫はありません。

ケネスの近所には変わった人も住んでいますが、特に疑わしい者はなく、これはと思う人物は事件当時イラクへ行っていました。

ブレイディの新デバイス

同じ頃ブレイディは、パソコンに保存した画像からホッジスの車のナンバーを確認し、何かをカバンに詰めています。

2センチ×4センチほどで多少厚みのある直方体のそれは、赤と緑のランプを点滅させています。

爆弾に見えるのですが…

ブレイディは庭へ出て、その「何か」を詰めたカバンをシビックの運転席の下に隠しました。

 

ブレイディがこの日の朝聴いていた曲これです。

デボラの失踪

その時店長のロビーからメールが届きます。

「ネクタイを締めて来い」

今日は、新店長になるための面接なのです。

慣れないネクタイに苦戦するブレイディは、母デボラの助けを求めますが、姿が見えません。

ゴミ箱にはウォッカの空き瓶が捨ててあります。

もう一度庭に出るとシビックがありません。

デボラが車でどこかへ出かけたのでした。

ここ数年デボラが車で外出などしたことがなく、異常事態と言えますが、今日は仕事を休めません。

ブレイディはバスで出勤します。

仕事に就こうとするデボラ

デボラは、店舗がいくつか入ったビルの駐車場に車を停めました。

ジェイミーの美容院を見ています。

以前働いていた店です。

復帰できないかと相談に来たのでした。

駐車場でデボラは、旧友チャズ・チャップマンと偶然再会します。

チャズは、デボラや死んだ夫ノーマンの同級生で、ハイスクール時代はチャズの彼女を含めた4人でよく一緒に過ごした仲です。

チャズは、「ジェイミーに口添えしてやる」と言い、「その前に食事をしよう」と誘います。

昼間のレストランでビールをおかわりするチャズの前でデボラが飲んでいるのは水です。

チャズが再婚した話題からメルセデス事件の話題に変わりました。

再婚相手ドリーンの妹は、事件で死んでいるのです。

きっともうすぐ犯人が捕まる。強い予感がする

デボラはそう言っています。

車に戻るとチャズは、「リアシートのバッグを開けてくれ」と言います。

中には酒瓶とアダルトグッズが。

デボラの前でこれ見よがしに酒を飲み、モーテルへ行こうと誘うのが、チャズの魂胆でした。

しかしデボラはそれを断ります。

美容院への口添えの約束はなかったことにされました。

デボラはその店で酒に酔って客に怪我をさせたことがあり、復帰など叶うはずがないとチャズは言います。

ひとり駐車場に取り残されたデボラは、美容院の隣の酒屋を見ています。

 

デボラが車で聴いてた曲。試聴できます。

ジェイニーの奇妙な親戚

ホッジスは、病院へ向かっています。

ケンカ別れしたままのジェイニーから電話があり、母のエリザベスが脳卒中を起こしたと聞いて駆けつけるところです。

病院のロビーには、ジェイニーの叔母シャーロットとその夫のアート、娘のホリーが待機していますが、見るからにおかしな家族です。

夫婦は並んで座らず、娘はなぜか壁際の床に座っているのです。

ノートに何かを書いていたホリーは、インクが切れたと半ばパニック気味に騒ぎ、シャーロットはお父さんにもらいなさいと冷たく突き放すだけ。

家庭内を仕切っている雰囲気のシャーロットは、ホッジスにもいい顔をしません。

脳卒中はホッジスと話をしたせいと思っているので無理もありませんが、どうにもいたたまれない雰囲気です。

オリヴィアを親友と呼ぶホリー

ホッジスは、裏庭へ出て行ってしまったホリーの様子を見に行きました。

ホリーには強迫性障害のような何かがあるのかもしれません。

左に座るホッジスと話す途中で、「首を左に向けすぎておかしくなってきた」と言い、右側を向いてしまいます。

それでも悪い子ではなさそうです。

ホッジスは、「サンドウィッチを買いに行こう」とホリーを連れ出し、オリヴィアについていくつかのことを聞きました。

ホリーは、オリヴィアを殺した声を知っていると言います。

オリヴィアの服薬歴

オリヴィアは絶対に作り話を出来ない人で、そのせいで薬を飲んでいた

ホリーはそう言いました。

でもいつもの声が、「薬でごまかすな」とそそのかしたのだそうです。

オリヴィアはなんらかの精神疾患を患っていて、その治療を中断していました。

裏にこんな事情があったのだとすれば、自殺も不自然なことではありません。

でもこれまでオリヴィアの病気について話す親族はいませんでした。

ホリーだけに話していたのかもしれません。

ブレイディの面接はさんざん

ブレイディは、ロビーに連れられて店長昇進のための面接に来ました。

「あなたの経営理念を聞かせてくれ」

ブレイディにそんなものはありません。

代わりにブレイディの脳裏には、前に座る本部の二人の喉をかっさばく場面が浮かびます。

妄想は止まらなくなりました。

頭の中で店の客を次々に殺し、最後に現れたデボラの腹を裂くと中から血まみれのおもちゃのバスを引っ張り出します。

弟のジェラルドが遊んでいたバスです。

そんな夢想をしながらの回答はしどろもどろになり、要領を得ません。

面接官のふたりは、あきれて帰ってしまいました。

ロビーが怒っています。

ブレイディは「母が行方不明で…」と話します。

「弟が死んでから母は心ここにあらずの状態が続き、今朝もどこへ行ったのか分からない」

ブレイディの告白を聞いたロビーは怒鳴るのをやめ、「私も2歳の時に母親に捨てられた」と打ち明けます。

だからなんなのかよく分かりませんが、いずれにしろ、これ以上怒っても意味がありません。

ロビーは他の店長を探し、ブレイディは母親を探す。今はそうするしかなく、ロビーは、ブレイディに店の車を貸してくれました。

ブレイディの捜索と酒屋

ブレイディは、スプリームエレクトロニクスの車でデボラを探します。

自宅の庭にはまだシビックがありません。家には帰っていないようです。

以前働いていたヘアサロンを覗いても、そこにデボラの姿はありません。

隣の酒屋が目に留まります。

店主にデボラの写真を見せ「この人が来ましたか」と聞くと「来た」という答え。

でも買って行ったのは水だと言います。

何を思ったかブレイディは、上等なウォッカを買いました。

 

この時かかってる曲これです。試聴できます

ブレイディ、ホッジスの車のキー信号を盗む?

デボラを探す途中、ブレイディはホリーを助手席に乗せたホッジスとすれ違います。

あとをつけるとホッジスは病院へ。

駐車場のベンチに一人で座っていたジェイニーがホッジスとハグして泣いています。

母エリザベスが亡くなったのでした。

ブレイディは、その様子をじっと見ています。

ホッジスが車を施錠して院内に向かいます。

ロックされる音が聞こえた数秒後、もう一度同じ音が聞こえたように感じたホッジスは、駐車場の方を振り返りますが、そのまま正面玄関を入って行きました。

ブレイディの手には、いつものリモコンが握られています。

 

酒屋を出た後のBGM。試聴できます

ブレイディのウォッカ

家に帰るとデボラがいます。

「車がなくてバスで仕事へ行った」「おかげで面接に遅刻した」と、ひとしきり文句を言ってから、ブレイディがデボラに見せたのは、先ほど買い込んだウォッカです。

「急にアルコールを断つと危険だ」と言い、「今日は2杯、明日は1杯。それでやめるのがいい」と言って、グラスに注いだウォッカをデボラの前に置きました。

ブレイディは、地下室に設置したモニターでリビングのデボラを見ています。

デボラは、グラスを手にしては置き、口元に近づけては止め…結局その酒を飲み干しました。

地下室ではブレイディが快哉を叫んでいます。

6話のエンディングの曲はこれです(試聴できます)

 

ドラマ「ミスター・メルセデス」の音楽リストはこちらに

ミスターメルセデスシーズン1第6話までの登場人物相関図

6話時点での登場人物とそれぞれの関係はこうなりました。

オリヴィア、ジェイニー姉妹の叔母一家が登場したことが大きな変化です。

↓タップで拡大してください。

S1第6話Mrメルセデス登場人物相関図

Mr.メルセデスS1第6話「悲しみに濡れて」の感想など

デボラが一念発起する回でしたが、同時にその決意を周囲に妨害される回でもありました。

オリヴィアが何かの薬を飲んでいたことも明らかになります。

ホリーの話も分かりにくいのですが、精神薬でしょう。

ブレイディはベンツの持ち主オリヴィアについて警察よりも深く調べ、それを知ったのでしょう。

「オリヴィアの弱点を握り、飲むべき薬を飲ませずに自殺させた」これが真相でした。

これでは相手の心を操って自殺へ誘導したってほどではないですね。

レクター博士の足元にも及びません。

そして、ようやくアルコールを断つ決心をした母親には酒を与える…

これはなんなんでしょう。

アルコールに依存しているうちは息子にも依存し続けるので、この状況を維持したかったのか…

正直どうでもいいという心境です。

こいつの心理など知りたくもありません。

てかね、「大事な面接なのに遅刻した」とか怒ってるけどさ、あんた店長なんてホントになりたかったの?

おそらく今回ブレイディは、病院の駐車場でホッジスの車のキー信号を盗んだでしょう。

あの朝ブレイディは、爆弾に見える「何か」を準備していましたが、あれはシビックに隠してあり、この時ブレイディの乗っていた車にはありませんでした。

もしもこの時爆弾を持っていたら、すぐに決行した可能性もありました。

この後ブレイディは、必ず何かをしかけてくるでしょう。

ブレイディの未使用殺害ツール

いつものリモコンのほかに2つのツールが、作ったまま使われずに残っています。

殺鼠剤入りハンバーグ

ジェロームの犬オデルに食べさせようとして頓挫
→自宅冷蔵庫の中

爆弾らしきもの

おそらくホッジスの車に仕掛けようとした
→シビックの運転席の下

その後動かしていなければ、どちらもデボラの目に入る可能性のある場所に置いてあります。

 

第7話はこちらに