本ページにはプロモーションが含まれています

ミスター・メルセデス シーズン1第5話「スーサイド・アワー」あらすじ感想など

2019年4月28日

ミスター・メルセデス」は、スティーブン・キング原作ミステリー小説のドラマ化作品です。

ドラマ「ミスター・メルセデス」シーズン1各話のあらすじ感想などをまとめていきます。

今回は第5話「スーサイド・アワー」です。第4話はこちらに

前回までの登場人物相関図

シーズン1第4話までの相関図はこうでした。

タップで拡大してください。

登場人物相関図シーズン1第4話ミスターメルセデス

5話終了時点の相関図は下にあります。

登場人物紹介はこちらに

ミスター・メルセデス第5話「スーサイド・アワー」のあらすじネタバレなし版

ジェイニーオリヴィアの母エリザベスは、認知症で施設に入っています。

調子の悪い日は、娘の顔も分かりません。

でも今日はかなりはっきりしているようだとジェイニーから連絡を受けたホッジスは、オリヴィアのことを聞きに出かけました。

エリザベスの話から、オリヴィアも「青い傘の下で」というサイトでメルセデス事件の犯人を名乗る人物と連絡をとっていたことが分かります。

手紙を送りチャットで話すブレイディの目的は、オリヴィアを自殺させることだったのでしょう。

一緒に死のうと約束もしていたそうです。

でも死んだのはオリヴィアひとりでした。

スプリームエレクトロニクスでは、店長のロビーがブレイディを呼んでいます。

ロビーは、管理部門に移りたいと思っていて、店長を引き継がせるスタッフが必要です。

「やる気はあるか」と打診されたブレイディは、それを了承しますが、心に思い浮かべているのは、街に新しくオープンする美術館とそこへ集まる大勢の人々です。

そしてブレイディは今、殺鼠剤を混ぜ込んだハンバーグを作っています。

ミスター・メルセデス第5話「スーサイド・アワー」のあらすじネタバレ版

5話終わりまでを詳細にネタバレしています。

読みたい人はタップして開いてください。

ネタバレを読む

ブレイディの記憶

ブレイディは、メルセデス事件の現場に来ています。

運転席から眺める現場に、就職フェアの列に並んでいた人々が跳ね飛ばされる光景が重なって見えます。

ブレイディは劣情を抑えきれずその場ではじめました。

出勤したスプリームエレクトロニクスの駐車場にも思い出があります。

買った商品を車まで運ばせながら「チップは払わないわよ」と言うオリヴィアがベンツを解錠するその時、ブレイディは手元に隠したデバイスでその信号をキャッチしました。

メルセデス事件に使われたベンツは盗難車でしたが、車にはこじ開けた跡がありませんでした。

「オーナーがキーをリモコン操作する時近くにいれば信号を盗める可能性がある」と、芝刈りバイトのジェロームは言っていましたが…

※キーの信号を盗むデバイスは実在するそうですが、現在では、ベンツはもちろんたいていの車でその手法は無効であると、原作「ミスター・メルセデス」あとがきにS・キングが明記しています。

5話冒頭メルセデス事件現場シーンBGM。試聴できます

ライアンの死におののくルー

店ではルーが、ライアンの事故死を伝えるニュースに怯えています。

この間はロビーを憎むとロビーが怪我、今度はライアンが死ぬのを妄想したら本当に死んでしまったので、気味が悪いのです。

ブレイディは、「俺のことは怒らないでね」と冗談を言ってこの話を切り上げました。

ホッジス宅の異常

ホッジスがジェイニーの家から朝帰りすると、自宅のレコードプレイヤーが回っています。

キッチンには切り分けられたリンゴが。

庭に設置した防犯カメラには朝方に近くに一台の車が映っています。

誰かが夕べこの家に入ったようです。

考えられるとすればメルセデスキラーしかいません。

奇妙な車上荒らし

ホッジスは、メルセデス事件前後に起きた車上荒らしを調べてくれと頼んでおいたマーロに会いに行きます。

マーロは今、警察の記録課で働いています。

「車上荒らしはそこらじゅうで起きているが、おかしなケースがあった」マーロが言います。

その犯人は、何も盗まず、走行距離やラジオ局をいじり駐車位置を変えて去ったそうで、まだ捕まっていません。

マーロは、殺人課の刑事らよりもずっと協力的で「もう少し調べてみる」と言っています。

ブレイディ店長候補に

ブレイディは、ロビーから店長職を引き継がないかと打診されます。

ロビーは、「ブレイディは変なところはあるが有能でもある。ルーでは無理だし」と、管理部門に異動する自分に代わる店長にブレイディを推したい考えです。

本部との面接で問題がなければブレイディは店長になるでしょう。

オリヴィアとジェイニーの母

ジェイニーの母エリザベスは認知症が進行していてコンディションにアップダウンがあり、調子のいい日にしかちゃんと話ができません。

ホッジスは、「今日なら姉オリヴィアのことを聞けそうだ」と連絡を受け、療養所へ出向きました。

エリザベスは、「オリヴィアは文通相手に追い詰められたのだ」と話します。

オリヴィアに手紙を送っていた者の名は「ジェラルド

ふたりは青い傘の下で話したとも。

「青い傘の下で」は、Mr.Mがホッジスに指定してきた連絡用のサイトです。

「ジェラルド」はブレイディの死んだ弟の名。

その人物から「心に同じ悪魔を飼う自分だけがあなたの味方」「無理して生きることはない」と言われ、オリヴィアは幻覚を見るようにさえなっていたと母は言います。

そして一緒に死ぬ約束をし、オリヴィアはその約束を守ったのでした

「ジェラルド」の目的は、オリヴィアを自殺に追い込むことだったのでしょう。

ふとホッジスの顔を見たエリザベスが、事件の担当刑事だと気付きました。

事件当時ホッジスは、会見に答えたり、TVを通じて犯人に「必ず捕まえる」とメッセージを送ったりしていました。

「オリヴィアを陥れた男ね」

母は、オリヴィアが車を返して欲しいと言ったのが新聞に載ったのは、刑事がしゃべったからだと知っていました。

直接リークしたのはピートでしたが、ホッジスも無関係とは言えません。

ジェイニーの初めて聞く話でした。

オデルを狙うブレイディ

ジェロームの家の庭で飼い犬のオデルが寝そべっています。

ブレイディは、用意した殺鼠剤入りハンバーグを手にオデルに近づいていきますが、ジェロームと妹のバーバラが帰って来るのが見えると、車に戻り、慌てて立ち去りました。

ジェロームは不審なシビックが急発進するのは見ましたが、運転する男の顔までは見えず、それがアイスクリームマンだとは気付きません。

火災報知器

ブレイディが家に帰ると、家の前に消防車が停まっています。

デボラがフライパンを火にかけたまま寝てしまい、火災報知器が鳴ったのでした。

同様の騒ぎを起こしたのはこの2ヶ月で3度目

消防士から罰金を言い渡されます。

アリーに電話するホッジス

オリヴィアがベンツを返せと言ったことが新聞に出た一件にホッジスも関わっていたと知ったジェイニーは、もうホッジスと口をきいてくれません。

夜。

自宅の庭で酒を飲むホッジスは、娘のアリーに電話をかけます。

アリーは別れた妻との間の娘で、今はドラッグに溺れて施設にいますが、ホッジスは面会にも行っていません。

「来るな」と言われたことがあり、以来連絡をとっていなかったのです。

ジェイニーは、「来るなと言われても会いに行くべきだ。今すぐ電話をかけろ」と何度も言っていました。

アリーの電話は留守電でしたが、ホッジスはなんとかメッセージを録音しました。

青い傘の下で

破れかぶれと言うのか、今夜のホッジスはアクティブです。

家に入ると今度は「青い傘の下で」にログインしてMr.Mをビデオ通話に招待しました。

ブレイディは、素顔を見せたりしません。

ホッジスから見える顔は、不気味に加工されたものです。

「自殺の多い時間帯だな」と言うホッジスは、自分のこともオリヴィアのように自殺へ導こうとしているMr.Mの狙いを読んでいます

ブレイディは、娘の話を持ち出しました。

「娘が電話に出なかったんだろう」

アリーが今は母方の姓シャノンを名乗っていることも知っています。

そればかりかホープタウン治療院11号室にいることまで。

ホッジスが反撃に出ます。

「お前は、プロムにも行けず彼女がいたこともない」「初体験の相手は、母親か父親かそれとも牧師か?」

ブレイディは激しく反応し、母親との異常な関係をホッジスに見抜かれてしまいました。

「飽きた。お前を殺す」

ブレイディはそう言って会話を終了させました。

第5話スーサイドアワーのエンドクレジットで使われている曲これです。

試聴できます↑

ドラマ「Mrメルセデス」で使われているBGMの全リストはこちらに

ミスターメルセデスシーズン1第5話までの登場人物相関図

5話時点での登場人物とそれぞれの関係はこうなりました。

ホッジスとジェイニーの関係が壊れたこと、ロビーがブレイディを店長に抜擢したこと、ブレイディからジェロームの飼い犬オデルへの矢印ができたことが変更点です。

↓タップで拡大してください。

ミスターメルセデス第5話登場人物相関図

Mr.メルセデスS1第5話「スーサイド・アワー」の感想など

ブレイディは本当にメルセデスキラー?

オリヴィアが罪悪感から自殺するような人に見えなくて不思議でしたが、ブレイディに誘導されるうちに死へと傾いてしまったのでしょうか。

まだ他の要因がありそうな気もしますが、少なくともブレイディは、自分がオリヴィアを死なせたと信じていて、それを得意に思っています。

メルセデス事件からスケールダウンしているように感じられる殺人をいつまでも楽しんでいるブレイディが分かりません。

本当に犯人なの?とすら思います。

でも真犯人でないとすれば知らないはずのことをブレイディが知っているのも事実で…。

まずスマイリーフェイスです。

犯行に使われた車にスマイリーフェイスのステッカーが貼られていたことは公表されていないはずです。

そして今回は、オリヴィアのベンツのキー信号を盗み取る場面を思い出していました。

やっぱり真犯人なのですよね。

なんとなく不自然に感じますが…。

ブレイディ周辺の不穏要素

ロビーと店長昇進の話をしている時ブレイディが思い浮かべているのは、オープンした美術館の人ごみでした。

就職フェア同様、多くの人が集まるであろう新美術館にどんな夢を見ていたのでしょう。

美術館の話題は、どうにも不穏なものを感じさせます。

不穏と言えばブレイディは、オデルに与え損ねた殺鼠剤ハンバーグを自宅の冷蔵庫に入れていました。

消防車騒ぎと罰金問題、思いがけないホッジスとのビデオ通話などがあり、本人も忘れている可能性が…。

 

第6話はこちらに