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ミスター・メルセデス シーズン1第10話最終回「勝者の囁き」あらすじ感想など

2019年5月2日

ミスター・メルセデス」は、スティーブン・キング原作のミステリー小説のドラマ化作品です。

ドラマ「ミスター・メルセデス」シーズン1各話のあらすじ感想などをまとめていきます。

今回は第10話「勝者の囁き」。シーズン1最終回です。

第9話はこちらに

前回までの登場人物相関図

第9話終了時点で相関図はこうなっています。

タップで拡大してください。

Mrメルセデス9話登場人物相関図

10話終了時の相関図は下の方にあります

各登場人物について詳しくはこちらに

ミスター・メルセデス第10話最終回「勝者の囁き」のあらすじネタバレなし版

ブレイディの家の焼け焦げた遺体が本人だったのかどうか、まだ確定できていません。

ロビーが出勤しないのを不審に思ったジョシュが警察を呼び、家を調べると、血を拭きとった跡が発見されました。

ロビーの身長は、遺体と一致します。

焼かれた遺体はロビーで、メルセデスキラーはまだ生きていると考えざるを得ません。

美術館の着工式と同じ日に就職フェアも開催されます。

その頃ブレイディは、爆弾を準備し、頭を丸めています。

着工式と就職フェア。

ブレイディはどちらを狙うのでしょう。

ミスター・メルセデス第10話「勝者の囁き」のあらすじネタバレ版

最終話を詳細にネタバレしています。

ネタバレを読みたい人はタップしてください。

 

ネタバレを読む

 

ホッジスの悪夢

ホッジスは悪夢にうなされています。

アリーホリージェローム、それにアイダの斬殺遺体が転がる家で、ブレイディがホッジスに襲い掛かり、肩のあたりをひっかいて食おうとする夢です。

目覚めると庭ではジェロームが芝を刈っていました。

ジェロームは、ホッジスの顔色がよくないと心配しています。

メルセデスキラーが死んで事件は終わったはずなのに、ホッジスの気持ちは一向に晴れません。

ホッジスには、あの焼け焦げた死体がブレイディとはどうしても思えないのです。

女性遺体は、デボラの歯型と一致しましたが、ブレイディには歯科治療の記録がなく、いまだ男性遺体がブレイディだったと断定はできていません。

後に、ブレイディの地下室には隠し扉があり、地下から外へ逃げることが出来たことも分かります。

 

悪夢のBGMこれです(試聴できます)

ブレイディのビデオメッセージ

警察では、ブレイディが最後に撮った動画を見ています。

何かの薬を大量に飲みながらブレイディが話すのは、愛していた母が死んだので自分も死ぬということです。

母が喜んでくれると思って自分のしたことを話したのに、「あんたは異常だ。死刑になるべきだ」と言われた話も。

これがなんのことなのか不明です。

弟のジェラルドのことかもしれません。

「死後の世界など無く死んだら闇。問題は闇に入る前に何を残すかだ」と話す口ぶりから、どこかに爆弾を仕掛けて死んだ可能性が疑われます。

就職フェアか着工式か

明日また就職フェアが開催されます。

会場は、メルセデス事件が起きたのと同じローズランドホテル。

以前から警戒されていた美術館の着工式も明日です。

ロビーの身長

スプリームエレクトロニクスでは、本部のジョシュが店員用のベストを着てレジを打っています。

店長のロビーが出勤しないから。

電話に応答せず家を訪ねても返事がありません。

ジョシュは、警察を呼びました。

ルミノールテストは、キッチンで血の飛び散る出来事があったことをありありと示しています。

ロビーの背格好を聞かれたジョシュは「185cmくらいでブレイディよりも10cmくらい長身だった」と答えます。

警察に安置されている焼け焦げ死体の男の身長は186cmでした。

遺体がブレイディに殺されたロビーだったことは、疑いようがありません。

ブレイディはまだ生きていて、明日予定されているふたつのイベントへのどちらかに現れることが予想されます。

ブレイディの変装

その頃ブレイディは、車いすのシートに爆弾を仕込んでいます。

ここはどこなのか。

自宅の地下室と似たような薄暗い場所です。

それが済むと頭を丸め始めました。

 

BGMはこの曲です(試聴できます)

就職フェアではなく着工式

ホッジスにピートから電話が入り「就職フェアの会場へ来て欲しい」と頼まれます。

警察は、メルセデスキラーが次の凶行に及ぶのは以前と同じ就職フェアが濃厚だろうと考えています。

アイダの車で会場へ向かうホッジスは、あの悪夢を思い出しました。

夢に登場する人物には共通点があります。

アリー、ジェロームとホリー、アイダ。

みんなホッジスの大切な人で、ブレイディにもそうと認識されているであろう人です。

4人とも就職フェアには縁がありません。

ジェロームは今夜、着工式でスピーチをします。

ブレイディが事件を起こすのは、着工式です。就職フェアではありえません。

ホッジスは、Uターンして美術館へ向かいました。

ブレイディ難なく入場

着工式は、楽器演奏や芝居、ダンスなどで賑わっています。ルーの顔も見えました。

ブレイディは、スキンヘッドにめがねをかけ、車いすに座って入場しました。

ゲートの横にもブレイディの写真が貼ってありますが、係員は気付きません。

ホッジスの異変

着工式に駆け付けたホッジスでしたが、会場は広く、ジェロームもホリーも電話に出ません。

ようやく見つけ出したホリーに事情を話し、「すぐにここを出ろ。ジェロームにもそう伝えろ」と告げます。

ホリーは、メルセデスキラーがまだ生きていたことに驚いています。

ホッジスは、ブレイディを探さなければなりません。

でも、どうしたのでしょう。先ほどから歩き方がどこか変です。胸の辺りを押さえる仕草も。

心臓に異常が起きているのかもしれません。

ブレイディは、トイレに入り、ペンライトの明かりで爆弾を確かめています。

ジェロームのスピーチ

ステージでは、ジェロームのスピーチが始まりました。

いつかホッジスに「息子を事件の調査に巻き込むな」と言いに来た父親のローレンス(3話)が、最前列で録画しています。

ルー刺される

ルーが、車いすの男に目を止めます。

「ブレイディ?」

周りには他に誰もいません。

ブレイディは、立ち上がるとルーの脇腹を刺し、口を押えます。

ナイフを首元に持っていきますが、ためらった末トドメは刺さずに立ち去りました。

血を流して倒れるルーを発見したホッジスは、ルーからブレイディが車いすに乗っていることを教えられました。

きっとジェロームのいるステージのほうへ向かったはずです。

でもホッジスの様子はますますおかしく、もう走ることもできません。

スマホ爆弾

ブレイディの車いすが人ごみをかき分けてステージ前へと進んで行くのが見えました。

ステージでは今、ジェロームの妹たちが歌っています。

ホリーから知らせを受けたジェロームが、ステージ上の女生徒たちを避難させるのと同時にホッジスが群衆に「伏せろ」と指示。

突然のことに人々は悲鳴を上げながら逃げ、拳銃を構えるホッジスとスマホを手にしたブレイディが向かい合いました。

ブレイディがスマホに触れれば、すぐに爆発が起こるでしょう。

「マイク・スターディヴァント」

その時、ブレイディの背後からホリーが駆けて来ました。

手にはブルドッグの置物が握られています。

マイク・スターディヴァント

そう言いながらホリーは、ブレイディの頭を殴ります。

何度も。

ブレイディの手からスマホが滑り落ち、ジェロームが素早くそれを拾いあげました。

ホッジスは胸を押さえて倒れています。

※マイク・スターディヴァントは、ホリーの通っていた学校の男子生徒です。ホリーの独り言を聞き付け「ブツブツ女」と騒ぎ立てたので、ホリーはそれ以来「ブツブツ女」と笑われ続け、学校へ通いきれずに施設に入りました。

それぞれのその後

各人の現在の様子が出る場面のBGMたぶんこれです(試聴できます)

タイトルは「Who by fire」

ジェロームは家を離れてハーバードへ進学します。

ホリーは一人暮らしを始めました。

アリーは退院です。

ルーは病院のベッドで家族と話をしています。

アイダは庭に水を撒き、リクガメのフレッドにキャベツをあげています。

(キャベツ場面は出ていませんが、アイダがしてくれないはずがないので決めつけときます)

ピートイジーは今日も忙しそうです。

スプリームエレクトロニクスでは、ジョシュが店長代理としてベストの裾からメタボ腹を覗かせています。

ホッジスに退院の許可が下りました。

看護師はホッジスを「カーミット・ウィリアムさん」と呼んでいます。

ずっと使っていなかった「カーミット」という名で生きることにしたのでしょう。

(ビルはウィリアムの愛称です。ホッジスの正式なフルネームはカーミット・ウィリアム・ホッジス)

病院を出るホッジスは、警官の立つ病室へ立ち寄りました。

そこには植物状態のブレイディが眠っています。

意識が戻る見込みはないと医師は言いますが、ホッジスには、いつか目覚める気がしてなりません。

「いつでも待ち構えている」

ホッジスは、メルセデスキラーにそう言い残して病院を去りました。

これでシーズン1は終わりです。

Mr.メルセデスはシーズン2に続いていて、アメリカではもう公開されています。

10話のスタッフロールはこの曲でした(試聴できます)

この曲が使われるのは3度目。

4話でブレイディが買い物するホームセンターで流れていたのが最初。

9話でブレイディがデボラの遺体の横で腹筋していた時のBGMもこれでした。

 

「Mr.メルセデス」使用楽曲まとめはこちらに

シーズン2第1話はこちらに

ミスターメルセデスシーズン1終了時の登場人物相関図

シーズン1が終わりました。

最終的な相関図はこうです。

相関図でネタバレしてしまうので、未見の人はあまりよく見ないほうがいいかも。

↓タップで拡大してください。

MrメルセデスS1最終回登場人物相関図

Mr.メルセデスS1第10話「勝者の囁き」の感想など

シーズン2はいらない気が

ここでおしまいでよかったのに。

ここで終わった場合、ホッジスに就職フェアでなく着工式だと分かった理由が、物語の大きなポイントになります。

ホッジスが悪夢を見たこと自体が周囲の人たちを心配していたからで、愛する人を守ろうとする心が憎しみで動く殺人鬼に勝ったというお話として綺麗にまとまります。

「愛」とか「守る」とかそれ系のことをあまりベタベタ表現せず、これくらい渋めに出すドラマだったらすごくよかったのにな。

とりあえずシーズン1は好きだったので、これから原作を読みます。

ブレイディに道理はない

それにしてもブレイディは訳の分からない奴です。

ビデオメッセージでは「死後の世界はなく、死んだら闇があるだけ」と言っていますが、ならどうやってママちゃんと再会するの?

ロビーをデボラに抱きつくような格好で寝かせることのできるその感覚も理解できません。

ブレイディは元々ロビーを嫌っていたと思います。

母親のデボラのことは愛していたでしょう。ゆがんではいても。

嫌いな奴の死体が自分の親に乗っかってるなんて私だったら絶対いやです。

ブレイディのすること、言うことには何かと矛盾があり、結局のところ全部自分の残忍さを正当化するためにその場その場でひねり出している臨時的な理屈に過ぎないのですよね。

ドラマ「ミスターメルセデス」シーズン1で学んだこと

  • 眉剃りの変装効果は絶大
  • 31歳と聞けば31歳に見えてくる
  • 家でもスーツで過ごすことで前立腺肥大は改善する

3つ目は、わりと本当にそうかも。

実際には治ったわけではなく、スーツで過ごす必要もないと思いますが、グズグズの爺さんになりきっていたホッジスが、やるべきことを持って以来シャン!として若返ったのかなと。

ミスターメルセデスのシーズン2と三部作の二作目は違う

ドラマ「ミスターメルセデス」は、この後シーズン2、シーズン3と進みます。

シーズン2はこちらで↓

ドラマのシーズン2はキングの原作三部作の三作目「任務の終わり」が使われています。

小説「任務の終わり」についてはこちらに書いておきました。

では三部作の二作目「ファインダーズ・キーパーズ」はドラマ化されないの?と思っていたのですが、ドラマのシーズン3がFキーパーズだそうです。

小説「ファインダーズ・キーパーズ」についてはこちらに

原作をすべて読みましたが、確かにここは順番逆になってもなんとかなりますね。

私としては「ファインダーズキーパーズ」が一番面白いと思いました。

最後のシーズン3が一番いい(はず)なので、まずはシーズン2を見てください。