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時効警察はじめました第4話ネタバレ-ワンカット撮影中の殺人中島美嘉回

2019年11月9日

2019年秋に再スタートしたシリーズ3作目の「時効警察はじめました

第4話のあらすじなど。

これまでの時効警察シリーズについてはこちらに

レギュラー放送に先駆けて放送された2時間版「時効警察復活スペシャル」のあらすじ等はこちらに

スペシャルはアマゾンで見られます。

「時効警察はじめました」第4話「ゾンビもゾンビ映画も蘇るなら、時効事件も捜査も蘇るのだ!」あらすじネタバレ

第4話の未解決事件

大ヒットしたゾンビ映画「ロマンティックを止めるな」

長回しワンカットで撮影されたという特徴だけでなく、撮影中に監督唐沢浩一郎が殺されるアクシデントが話題を呼びました。

事件の前夜に監督と口論していた主演女優折原千香子が疑われましたが、映画はワンカットで撮られているので、ずっと演技していた千香子にはアリバイがあることになり、犯人は分からずじまいでした。

この映画が25年ぶりにリメイクされることになり、霧山三日月はゾンビ役のエキストラのオーディションに挑みます。

映画のマスターテープ

総武署に保管されていたマスターテープには、映画のラストシーンの後に唐沢浩一郎監督の死体が発見される場面が映っています。

死体を見つけた主演女優折原千香子の悲鳴を聞いて俳優岸田らが駆けつけ「救急車を呼べ」「刺されてるじゃない」と混乱する現場。

監督の手元にあった台本には「おれは自殺する」との言葉が。

その筆跡は本人のものでしたが、刺し傷は他殺であることを示していました。

ワンカットで撮られた70分の映画の冒頭近くには監督自身が出演しています。

監督が殺されたのは、出演場面からラストシーンまでの間のことになります。

死体の見つかる病棟の窓の外に髪の長い女が一瞬だけ映っていて、心霊現象と噂され、この霊が監督を殺したのだと言う人も…。

撮影の夜に収集できた情報

霧山と三日月、それに彩雲あやくもはエキストラとして撮影に参加しています。

泊まり込んだ旅館の夕食の席では、映画リメイクの提唱者折原千香子の挨拶を号令に乾杯。

スタッフ、役者はすべて前回と同じメンバーだそうで、すぐに気軽な会話がはじまりました。

俳優の岸田は、人の台詞を飛ばして自分の台詞を言ってしまう癖があるので気をつけろと言われています。

以前の撮影の時にも同じ旅館で働いていた仲居さんは、事件の前夜に監督が千香子をひどく罵倒していたと思い出話をします。

激しく叱責された千香子が泣きながら彼氏に電話をかけると、その夜のうちにロン毛の彼氏が会いに来ますが、それを見ていた監督は千香子に「別れろ」と指示。

追い詰められた千香子が放った「殺してやるよ」という台詞は真に迫っていて、さすが女優さんだと感心したと仲居さんは話します。

仲居さんはそれをリハーサルだと信じていますが霧山にはそうは思えません。

事件の真相

最初から答出てるのと同じようなものですが、ネタバレなので隠しときます。

読みたい人はタップで開いてください。

 

ネタバレを読む

公開された映画は、本当はワンカットで撮られたものではなく、ふたつのフィルムをうまくつなぎ合わせたものでした。

逆上した千香子が監督を刺し殺してしまったのを知った俳優スタッフらが全員で口裏を合わせていたというだけ。

映画がワンカットではない証拠

編集の証拠は、写り込んだ幽霊です。

窓の外の影は女ではなく、千香子を心配して様子を見ていた彼氏でした。

この影が映っていたと思うと突然消える現象こそ、フィルムをつなぎ合わせた証拠だと霧山は主張します。

全員が口裏を合わせていたと判断する根拠

現場に走って来る俳優岸田の台詞です。

マスターテープでは、

千香子の悲鳴

駆け込んで来る岸田「救急車を呼べ」

女性の声「刺されているじゃない」

と進行しますが、これは彼らの演技であり上の言葉も台詞を読んでいるわけです。

まだ死体を見ないうちに「救急車を呼べ」と言う岸田には、人の台詞を飛ばしてしまう癖がありました。

何が起きているのか分からないのに「救急車」と言ったのは、映画本編後の死体発見場面も演技だから。

これが霧山の推理でした。

映画をリメイクするほど監督を尊敬する理由

重要なのは

唐沢監督の作品を世に残したいという理由から全スタッフが再集合するほど監督を尊敬している彼らがなぜ殺人を隠蔽したのか

の方です。

撮影中に千香子に刺された監督は、自首すると言う千香子を「ダメだ」と怒鳴りつけ、走り寄る役者たちに「救急車など呼ぶな」と言ったのです。

主役の千香子が捕まれば映画は公開できなくなる。

どの道この傷ではもう助からないのだから、自殺と見せかけ、映画はなんとしても公開しろ。

そう言って台本に「おれは自殺する」と書きさえしました。

女優折原千香子の才能を信じ、映画「ロマンティックを止めるな」の完成にすべてをかけていた唐沢の心を知ったスタッフらは、映画人として監督を深く尊敬するようになったのでした。

千香子が嘘をついていると霧山が断定したポイント

牛乳を飲んだからです。

話を聞く霧山と三日月を前に千香子が冷蔵庫から選んだ飲み物は瓶の牛乳でした。

ビン牛乳を飲むのはお風呂上りなので、嘘をついたせいで体温が上がり、風呂あがり気分になっていたのだという理屈です。

三日月の「話ながら鏡を見たから嘘をついてると思う」説は、霧山には採用されませんでした。

女優である彼女は、芝居する(=嘘をつく)自分の顔を確認せずにいられなかったというロジックでしたが、霧山にはまともすぎたのでしょう。

第5話はこちらに

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