【あしたのジョー全出来事249】ホセ戦当日-ドヤ街と少年院仲間と須賀と幹之介
2018/01/22
「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。
アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。
Contents
エピソード
「あしたのジョー」最後の朝が来ました。
アニメには、それぞれの試合前が描かれています。
ドヤのチビ連と山谷の面々
子供たちは、早く起きて集まり、応援の練習です。
そこへ大人たちもやって来てみんなで練習。
西と紀ちゃん
西は、セコンドを勤めるために先に武道館へ向かいます。
「絶対にジョーが勝ってチャンピオンになる」と言って出かける西を見送った紀子は、あの夜のことを思い出します。
ほんの瞬間にせよ眩しいほどに真っ赤に燃え上がるんだ
そして
あとには真っ白な灰だけが残る
紀子は何か不安な様子です。
ジョーの話す「真っ白な灰」とは、リングの上での至高体験を指すものだったはずで、何かの終りを意味しているわけではありません。
でも、今日の試合はこれまでと違うと、紀子は勘付いています。
東光特等少年院OB連
青山が駅を出て周りを見回していると、ガイコツが声を掛けてきます。
少年院で一緒だった奴らが、集まって試合を見ることになっているようです。
待ち合わせの喫茶店には、ゲリラもいて、野菊島にいた頃のことを話します。
力石徹と矢吹丈。
このふたりと少年院で一緒だったとは!
スナックとかで女の子うけが良さそうです。
梶原一騎氏は、「おれが女にもてたのはジョーと力石のおかげ」みたいなことを言っています。
当時、漫画原作の社会的地位は、小説家に比べてイマイチだったけれども、女優さんでも歌手でも「あしたのジョー」と聞くと目の色が変わって、「ジョー!」「力石!」となるんだとか。
ジョーや力石のきゃーきゃー要素には、あのストイックさもあると思うのですが…
このへんの話は『あしたのジョー』と梶原一騎の奇跡 (朝日文庫)[本/雑誌] / 斎藤貴男/著に
「僕たちは変わってしまったのに、矢吹さんだけはあの頃と変わらず青春している」と言って涙ぐむ青山。
青山は工員として働いているそうです。
スーパーに就職したと喜んでいる奴も。
「世界タイトル挑戦に比べてスーパーとはスケールが小さいな」と笑われていますが…ジョーは、店員さん無理だから。
須賀清
プロデビュー以来、ずっとジョーを追い、このタイトルマッチがクライマックスになるはずだったドキュメント「狼になろうとした男矢吹丈」の出版を断念します。
今ではもうジョーを見る目に冷静さがなく、ルポは書けないということらしいです。
最初からジョーのファンにしか見えてなかったけど…
そして「狼になろうとした男」読みたいんですが…
Kindle本で出してくれないかな。
白木幹之介
幹之介がはじめにジョーを見たのは、少年院青山戦でした。
バイアスのかからない目でジョーを評価し、一歩離れた立場でずっとずっと応援してくれました。
白木ジムへ誘ってくれたことも。
ウルフの控室でクロスカウンターを決めたとき、幹之介が記者にした説明を、ジョーは知らないのでしょう。
KCコミックあしたのジョー(6)P33 (c)高森朝雄・ちばてつや2012
アニメの幹之介は、葉子からすべてを聞いて知っています。
幹之介は、今日の試合を観に行かないと言い、葉子ひとりが、武道館へ向かいます。
該当箇所
コミック:該当エピソードなし
アニメ2:第44話「葉子…その愛」
コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。
原作とアニメの相違点
すべてアニメだけのエピソードです。
須賀清は、この回が最後の登場です。
白木幹之介も、アニメではここが最後になります。
(原作では、ハリマオ戦よりも前、「あなたの3時半」の日が最後)